ワンちゃん豆知識

ワンちゃんは服を着るべき?メリットとデメリットについて

最近では、服を着用しているワンちゃんがとても多くいますよね。

どのワンちゃんもかわいらしく、おしゃれを楽しんでいるように見受けられます。

ただ、服を着ることに関しては、メリットとデメリットがあります。

この記事では、『ワンちゃんは服を着るべきかどうか?』『着るならば、どういったことに気をつけるといいか?』などを解説しています。

愛犬と楽しくおしゃれをしたいな!という飼い主さんは、ぜひご参考になさってください。

ワンちゃんの服はおしゃれでかわいい!

ワンちゃんの服はおしゃれでかわいい!

市場にはたくさんのワンちゃん用の服があり、どれもおしゃれで、かわいいですよね。

普段使いができるものから、季節に合わせた服やブランド物などもあり、「なにを選ぶといいか…」悩んでしまいますよね。

そもそもワンちゃんは、服を着ない動物ですが、着用させることのメリットは多々あります。

同時に、服を着ると動かなくなる、ぎこちなく歩く…といった困ったことも生じる場合があります。

以下で、服の着用について、メリットとデメリットをお伝えしていきますね。

ワンちゃんが服を着る5つのメリット

ワンちゃんが服を着る5つのメリット

ワンちゃんが服を着ることで、飼い主さんはかわいい愛犬の姿を見ることができ、とてもうれしい気持ちになりますよね。

実は、ワンちゃんにとっても、服を着るメリットはたくさんあるのです。

寒さ対策

人と同じように、寒さからからだを守るために着用することがあります。

特に、小型犬や子犬の場合には、体重当たりの体表面積が大きいため、熱の放散が盛んになります。

そのため、体温が下がりやすく、寒い時期には低体温症も心配となってきます。

服を着ることで、からだから熱が逃げることを抑え、寒さ対策をすることが可能となります。

皮膚を守る

ワンちゃんは人と違って、「皮膚をかかないでね!なめないでね!」と伝えても、我慢することが難しいですよね。

そのため、エリザベスカラーという首につける輪っかを着用したり、服を着たりすることで、皮膚を守る場合があります。

また、手術後には、傷をいじることで、化膿したり、裂開してしまうこともあります。

それを防ぐための専用の服である『術後服』というものも、販売されています。

夏場は、強い紫外線が降り注ぎ、ワンちゃんの皮膚にとっても大きなダメージを与える可能性があるため、服を着させる機会も増えてきています。

このように皮膚を守るために、服を着用することもあります。

虫よけ

服の着用は、虫よけの効果もあります。

基本的に、ノミやマダニなどの虫よけは、動物病院で処方される飲み薬や塗布薬にて対応します。

ただ、しっかり予防をしていても、100%予防できるというわけではありません。

特に、原っぱや草原、河原などレジャーでのお散歩後などは、虫がついてしまうことがよくあります。

服を着ることで、物理的に皮膚が隠れますので、虫のつくリスクが下がります。

汚れ防止

特に雨や雪の日は、服の着用をすることで、汚れを防ぐことができます。

濡れること自体は問題ないのですが、汚れがつくことで、シャンプーやドライヤーの手間がかかってしまいます。

ときどきならよいですが、梅雨時期など毎日天候が悪いときには、少し疲れてしまいますよね…

服を着ることで、からだを汚れから守ることができますよ!

抜け毛対策

ワンちゃんの抜け毛自体をコントロールすることはできません。

そのため、換毛期には、あふれかえるほどの抜け毛に、「なにか対策はないものか?」と悩まれる飼い主さんも多々います。

服を着ることで、服に抜け毛がつくため、床に落ちる毛の量はだいぶ減る傾向にあります。

一緒に住む愛犬だからこそ、お互いが快適に過ごすことも大切ですよね!

ワンちゃんが服を着る3つのデメリット

ワンちゃんが服を着る3つのデメリット

以上でお伝えした通り、ワンちゃんが服を着ることにはたくさんのメリットがあります。

その一方で、いくつか気をつけなければいけない点もあります。

嫌がる場合もある

ワンちゃんはそもそも服を着ない動物ですので、嫌がってしまう子もよくいます。

無理やり着させることで噛んでくる場合や、固まって動かなくなる子もいます。

ぶるぶる震えてしまうのも、服が苦手なサイン…

もちろん、なんどか着させるうちに慣れることも多いですが、愛犬に服が苦手な様子が見られたら、無理に着せることは控えるようにしましょう。

蒸れて皮膚トラブルを生じることがある

通気性のよくない服や汚れた服を着ることで、皮膚にダメージを生じることがあります。

服は季節に合わせたものを、清潔な状態で着させるようにしましょう。

一般的には、皮膚病や術後のための洋服以外は、着せっぱなしにすることを控えた方がいいでしょう。

熱中症になる可能性がある

服を着ることで、からだに熱がこもってしまい、熱中症のリスクが上がることも考えられます。

夏場に着用する場合には、専用の通気性のよい服を選ぶようにしましょう。

また、明らかに過剰なパンティングをしている、よだれが多い、意識が遠い…など、熱中症の症状が見られた場合には、速やかに飲水をうながし、涼しい部屋に移動させるようにしましょう。

ワンちゃんが安全に服を楽しむためには

ワンちゃんが安全に服を楽しむためには

ワンちゃんが服を着ることには、メリットとデメリットがあることがお分かりいただけましたでしょうか?

以上を踏まえて、ワンちゃんが安全に服を楽しむためには、

・留守中は脱がす
・季節に合った服を選ぶ
・皮膚状態をしっかりチェックする

ことが大切です。

留守中には、服を脱ごうとしたり、変なところから手足が出たり…のどが締め付けらる場合もあり、また服を食べてしまうという誤食事故もしばしばあります。

特に、着用してすぐの時期は、飼い主さんが見ていられるときのみ、着るようにしましょう。

服を嫌がる場合には、着させないで対応するといいですが、病気や術後に着用することもあり、服に慣れること自体は大切です。

締め付けの少ないタイプ、かぶるタイプではなく背中開きタイプを用いるなどして、慣らしてみてください。

【まとめ】ワンちゃんは服を着るべき?メリットとデメリットについて

ワンちゃんが服を着ることには、メリットデメリットがあります。

かわいい愛犬の姿を見たいと思いますが、皮膚トラブルが生じたり、熱中症のリスクもゼロではありません。

上手に服と付き合うためには、愛犬の動きや顔つきもあわせてチェックしてあげるようにしましょう!

関連記事