ワンちゃん豆知識
愛犬には健康的に長生きしてほしい!すぐにできる3つの方法
ワンちゃんの平均寿命は年々延びてきています。
10歳を超えても元気に走り回り、食欲旺盛な子はたくさん見かけますよね。
その一方で、病気で長患いをする子も多く、人と同じように入退院を繰り返す場合や、自宅での介護が必要なケースもあります。
ただ、できるならば、愛犬には健康的に長生きしてほしいですよね。
この記事では、ワンちゃんが健康的に過ごせるよう、今日からできる3つのポイントをお伝えしています。
愛犬といつまでも一緒に過ごしたいな!という飼い主さんは、ぜひご参考になさってください。
ワンちゃんの平均寿命は延びてきている
ペット保険会社『アニコム』の調査によると、2023年において、ワンちゃんの平均寿命は14.2歳となっています。
過去最長であった去年のデータからも、さらに延びているという結果であり、2008年度から2023年度にかけての15年間で、1.1歳も延伸しています。
一昔前までは、「犬は10歳まで生きれば立派!」とも言われていましたが、最近では、「10歳ならまだまだこれから!」といった具合ですね。
ワンちゃんの平均寿命が延びた理由としては、ドッグフードが良質になったこと、動物医療や飼い主さんの意識の向上などがあると思われます。
ドッグフードは、年齢やライフスタイルに合わせたさまざまな種類のものが販売されています。
治療に用いる療法食の品質は格段に向上し、対応できる病気も幅広くなりました。
また、獣医療で用いる機器の種類は、人の医療にも劣らぬほどに多彩であり、早期に発見できる病気も増え、獣医師の技術力も大幅に向上しました。
『病気になったら動物病院に行く』という発想から、予防医療に重点が置かれるようになったことも、ワンちゃんの寿命が延びた一因となっています。
ワンちゃんが健康的に過ごす3つのポイント
ワンちゃんが健康的に過ごすためには、
①適度な運動をする
②良質な食事を摂る
③十分な睡眠を確保する
ことがとても大切です。
以下で分けて説明していきますね。
①適度な運動をする
人でもそうですが、健康的に過ごすためには、適度な運動がとても大切です。
外でのお散歩とお部屋での遊び・スキンシップが重要ですね。
お散歩は運動になるだけでなく、日光や風を感じ、人の声や車の音といった刺激もあり、脳によい影響を与えます。
まだ小さい子やシニアの子、療養中の子などは、バギーや抱っこでのお散歩でも十分にリフレッシュができます。
遊びの種類はたくさんありますが、おもちゃやボールを使った遊び、かくれんぼや追いかけっこといった遊びがおすすめです。
愛犬との触れ合いは、安心感やリラックスに加えて、皮膚病やしこりなどといった病気の早期発見にもつながりますよ。
詳しく解説した記事もありますので、ご参照ください。
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②良質な食事を摂る
ワンちゃんは食べることが大好きですので、楽しく食事を摂ることは、健康的に過ごすためにとても大切です。
ワンちゃんの食事管理は、総合栄養食のドッグフードで行うといいでしょう。
愛犬の年齢や体型に合った食事を選んであげましょう。
「愛犬にはどのドッグフードがよいのか?」を判断することは難しい場合も多いですが、一般的には、ある程度の価格帯で、大手メーカーから出されているような食事がおすすめです。
もちろん食いつきが大切ですので、「パクパク!モグモグ!」おいしく食べられるものを選んであげましょう。
病気で治療中のワンちゃんの場合には、療法食と言って、治療専用の食事を獣医師が処方する場合もあります。
療法食は、やや食いつきが低下する傾向にありますが、病気が改善した場合には、元の食事に戻すことも可能です。
食べることがあまり好きではない、すぐに飽きてしまう…というワンちゃんもいますが、遊び食べや外食などを通して好きになることも多いです。
ドッグフードをどうしても食べない場合には、手作り食でもいいですね。
ただし、栄養のかたよりが生じないよう、しっかり勉強してから作るようにしてあげてくださいね。
トッピング程度の量で手作り食を取り入れることは、栄養が十分に摂れ、食事のメリハリも出るためおすすめです。
お魚やお肉を加えたり、煮汁をかけてみたり…食事時間が楽しみになるよう、工夫をしてみましょう!
③十分な睡眠を確保する
たくさん寝ている子は、健康的に過ごせることが多いですね。
良質な睡眠には、十分に食べて遊んでいるといった充実感も関係しているのだと思われます。
ワンちゃんにとっての良い睡眠は、人と同じように、夜間にしっかり眠ることです。
昼間に寝すぎの子は、夜になかなか寝付けなかったり、途中でなんども起きてウロウロしたり、飼い主さんを起こしたり…
お仕事などで日中に留守の多い飼い主さんの場合には、なかなか大変なことだと思いますが、帰宅後にある程度のお散歩と遊びを取り入れてあげてください。
また、季節に合った寝床を用意してあげることも、良質な睡眠にはとても大切ですね。
夏場は、接触冷感でひんやりするタイプを、冬場はドーム状で暖かいペットベッドを用意してあげましょう。
室温や湿度の管理もあわせて大切です。
環境省によると、夏季は28℃、冬季は20℃を推奨しています(快適性を損なわない範囲で、省エネルギーを目指した温度)。
湿度は、40~60%程度を維持できるよう、加湿器や除湿器で調整しましょう。
ただ、温度や湿度設定は厳密ではなく、『人が快適と感じる温度や湿度』で問題ありません。
また、フレンチブルドッグやパグなどの短頭種は、呼吸が上手にできないことも多く、夏場に呼吸が荒いと感じる場合には、室温を低めに保ってあげることが大切です。
動物病院での健康診断も大切!
平均寿命が延びたことに大きく影響していることの一つとして、動物病院での健康診断の受診が増えたことがあると思われます。
健康診断では、腎臓や肝臓の病気、ホルモンの病気や腫瘍…ありとあらゆる病気が見つかる可能性があります。
また、血液検査や画像検査などをせずとも、獣医師との話の中で、病気が見つかることもあります。
「最近、水をよく飲むようになって…」
「あまり食べないのに、太ってきます…」
これらは、ワンちゃんの発する重要なサインであり、検査をおすすめする獣医師は多くいるでしょう。
気になる症状がなくても、動物病院に行くことは、寿命を長くすることの一因になると思われます。
【まとめ】愛犬には健康的に長生きしてほしい!すぐにできる3つの方法
ワンちゃんの健康寿命を延ばすためには、適度な運動と良質な食事、十分な睡眠が大切です。
たくさん遊んで触れ合うことで、リラックス効果や病気の早期発見にもつながります。
「しっかり食べていますか?」「十分に寝られていますか?」愛犬の様子を今一度チェックしてみましょう!