ワンちゃん豆知識
毎日のお手入れ
愛犬との暮らしを大切にするためには、適度な食事や散歩だけでなく、毎日のお手入れが必要です。毎日愛犬に触れてケアやチェックすることによって、病気の早期発見をすることもできます。
本記事では、家庭で行う愛犬のお手入れの種類について解説します。
家庭でできる愛犬のお手入れ
家庭でできる毎日のお手入れを3つ紹介します。
簡単にケアする方法なので、ぜひ試してみてください。
ケア①涙やけ
涙やけとは、被毛が濡れて茶色く変色してしまう症状です。その原因は、涙腺が狭かったり、涙の量が多いことにあります。涙で濡れた被毛を放置すると、雑菌が繁殖し、酸味のある匂いを放つためケアが必要です。
例えば、マルチーズ・プードル・ビションフリーゼなど、毛色がホワイトカラーの犬種は涙やけが目立ちます。
涙やけのケアの仕方として、一番効果的なのはコットンやティッシュで拭き取ることです。タオルで拭くこともできますが、タオルの繊維で眼球を傷つける可能性があるので注意しましょう。
ゴシゴシ拭き取るというよりは、軽くトントン叩きながら拭き取るイメージです。目ヤニやホコリで、目頭に固形の汚れがある場合は、温タオルを当てて、ふやかしてから拭き取りましょう。
涙やけは定期的に拭き取ることで解決します。非常に簡単なケアですが、目の疾患を予防できるので覚えておきましょう!
ケア②耳そうじ
耳そうじも家庭でできるケアの1つです。家庭で耳そうじをするときは、見える部分だけをキレイにするのがポイントです。ですから、耳の奥に溜まった垢をとったり、耳の中の毛を抜く作業はしません。そのような細かい作業はケガのリスクがあるので、トリマーに任せてください。
例えば、定期的に耳そうじが必要な犬種は、プードル・ダックスフンド・シーズーなどの垂れ耳のワンちゃんです。逆に、柴犬・チワワなど、立ち耳の犬種は汚れが溜まりにくいので、チェックしてみて汚れていたらケアをするくらいで十分です。
次に耳そうじの方法ですが、まず耳を指で優しく捲ります。もし黒く汚れていたり、黄色い垢がでていたら、温タオルで拭き取ってあげましょう。耳に水気が残ってしまいそうなら、さらにコットンで仕上げます。湿気が残ってしまうと細菌が余計に繁殖するので注意してください。
一方で、耳垢がベトベトしていてタオルで拭いても取れないなら、外耳炎になっている可能性があります。その場合は動物病院につれていきましょう。早期発見できれば1週間程度で治ります。
ケア③デンタルケア
家庭で行えるデンタルケアの方法を紹介します。理想は、愛犬の歯をブラシでゴシゴシすることですが、これは服従訓練ができていないと難しいのが現状です。そこで今回は歯ブラシを使わないデンタルケアを紹介します。
誰でも簡単にできる愛犬のデンタルケアは、食後に器を使って水を飲ませることです。その理由は、うがいの効果が得られるからです。
例えば、ドリンキングホルダーを使って水を飲むと、口全体に水が届かず、歯垢が流れません。しかし、器を使うと奥歯まで水が届き、歯垢が器の中に落ちます。
他にも、布製のおもちゃで遊んであげると歯磨き効果を得られます。なぜなら布製のおもちゃに歯が食い込むと、自然と歯が磨けるからです。このように歯ブラシを使わなくても、デンタルケアは行えるので試してみてください。
定期的なデンタルケアは数年後に結果になる
多くの犬は年齢を重ねると歯周病になります。メカニズムとしては、犬歯に歯垢が溜まり、やがて歯石になり、歯周病になるという訳です。毎日のデンタルケアは歯周病になる周期を伸ばすことができます。
愛犬の健康を保つためにも、デンタルケアを続けてください。