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トリマー
犬のお手入れ
さま、愛犬のお手入れは行っていますでしょうか?
「一生懸命きれいにしてあげよう!」と思っても、噛んだり、逃げたり…と嫌がってしまうことも多く、上手にケアしてあげることは、難しいですよね。
この記事では、ワンちゃんの家庭でできるお手入れについて、やり方や頻度、できないときの方法などをお伝えしています。
「愛犬のケアを自宅で上手にしてみたいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
ワンちゃんの家庭でできるお手入れ5選
自宅で行うことの多いお手入れを5つご紹介しています。
詳しいやり方と頻度についてもお伝えしていますので、ぜひご参考になさってください。
①ブラッシング
ブラッシングは被毛の流れを整え、ゴミや汚れを落とし、適度な刺激が皮膚の血流増加につながるため、とても重要なケアの一つです。
飼い主さんとのコミュニケーションツールにもなりますね。
ブラッシングのコツは、短時間から行うことです。
先の丸いスリッカーブラシなどを使い、1日5分程度を、短毛種では2,3日に1回、長毛種では毎日行ってあげるといいです。
毛玉がある場合には、コームで少しずつといていくようにし、大きなかたまりがある部分は、無理に引っ張らずに、バリカンで除去するようにしましょう。
ブラッシングが苦手なワンちゃんは、ブラシをからだにちょんちょんと当てることから慣らすようにするといいです。
優しく声をかけながら行うと、安心してやらせてくれるかもしれませんね。
②爪切り
ワンちゃんの爪は、前足には5つ、後ろ足には4つあります(5つある子もいます)。
前足の親指にあたる部分の爪(狼爪;ろうそう)は、地面につかないため、伸びるペースが速いです。
切り忘れで巻き爪になってしまうため、忘れずにカットしてあげましょう。
ワンちゃんの爪は、人の爪と異なり、中に血管が走っていますので、深く切りすぎることで出血をしてしまいます。
そのため、少しずつ少しずつ切ってあげることがポイントです。
ただ、ゆっくり行うことで、ワンちゃんが嫌になってしまうため、スピーディーに行うことも大切です。
一度、獣医師やトリマーにカットしてもらい、その長さを覚えておくといいでしょう。
万が一出血した場合には、慌ててしまう方も多いですが、圧迫止血といって、タオルやティッシュなどで出血部分を5分程度抑えてあげる方法で止まります。
爪切りは1人で行うことが難しい場合もあるため、誰かがいる場合には、1人がおさえて、もう1人がカットしてあげるといいです。
1人で行う場合には、眠い瞬間をねらうことが上手にできるコツです。
③肛門腺しぼり
肛門腺は犬の肛門の下、4時と8時の位置にあるにおい袋です。
通常、肛門腺の内容物は、うんちと一緒に出る、興奮・緊張時などに放出されるため、しぼらなくても問題がないです。
ただ、内容物がドロドロの場合や炎症がある場合、若齢犬やシニア犬などは、しぼってあげないことで、過度にたまり、破裂してしまうこともあります。
「しぼるべきか?」判断が難しいことも多いと思いますので、その場合には、1カ月に1回程度、しぼってあげるといいです。
やり方としては、まず、利き手とは逆の手でしっぽを上にピンとまっすぐに持ち上げます。
利き手の親指と人差し指で、肛門腺のある(あるだろう)部位を肛門に向かってしぼり上げるようにします。
力を入れすぎるとワンちゃんが嫌がってしまいますが、ある程度力を入れないとしぼることが難しいため、最初のうちは加減を知ることが大切です。
こちらも2人いる場合には、1人がおさえてしっぽをあげられると、少し楽にできるかもしれません。
④歯みがき
ワンちゃんの歯みがきは、理想を言えば人と同じように、毎食食後に行ってあげたいです。
ただ、嫌がる子が多く、難しいことが実際ですので、1日1回どこかのタイミングで行ってあげるといいです。
それも難しいな…と感じる場合には、3日に1回でも大丈夫です。
というのも、ワンちゃんの歯垢は、4,5日程度で歯石に変わると言われていますので、その間に落としてあげるといいからです。
やり方としては、歯ブラシを用いた歯みがきがおすすめです。
歯と歯茎の間の汚れを落としてあげることが大切だからです。
特に、奥歯が汚れますので、歯ブラシを使ってきれいにしてあげましょう。
はじめのうちは、歯ブラシを口の中に入れることが難しいと思われます。
そのため、歯ブラシを顔に当ててみたり、お気に入りの歯みがき粉をつけるなどして、挑戦していきましょう。
少しみがけたら『おやつ→ほめる!』などして行うと、歯ブラシを好きになってくれる子が多いです。
歯みがきシートや指サックタイプなどのものを使用することもよいですが、誤食されないように注意しましょう。
歯みがきについても、難しい場合には、眠そうなタイミングをねらって行うと成功確率が上がりますよ。
⑤耳掃除
耳掃除は、必須のお手入れではないですが、日頃から耳のチェックをしてあげることはとても大切です。
特に垂れ耳のワンちゃんの場合には、蒸れやすく、気がついたときには、赤みや強いにおいなどの炎症が生じていることもあります。
耳掃除の方法としては、コットンなどを専用の耳洗浄液で濡らし、指でふき取ってあげるようになります。
奥まで掃除する必要はなく、表面の汚れを取ってあげるだけでいいでしょう。
綿棒を使って鼓膜を傷つけてしまう事故は多いため、自宅での使用は控えるようにしましょう。
耳掃除の頻度は、症状のある/なしによります。
症状が特になく、耳垢も気にならない程度でしたら、1カ月に1回程度でいいでしょう。
何かしらの症状がある場合には、まずは受診をして、主治医の先生の指示通りに行いましょう。
自宅でのお手入れが難しいとき
嫌がる愛犬を無理におさえて行うことで、さらに嫌がる場合や、凶暴化する可能性もあります。
飼い主さんとの信頼関係が損なわれることもあります。
そのため、嫌がる場合には、無理に行ってはいけません。
また、上手にできている場合でも、「嫌がってきたかも…」と感じる場合には、逃げる・嚙んでくる前にやめることも重要です。
お手入れの基本は、『はやく!短時間で!』ですが、難しい場合には、トリミング店や動物病院で行ってもらうことも方法の一つとなります。
爪切りや肛門腺しぼり、耳掃除は、特に症状がない場合には、1カ月に1回のお手入れで問題ありません。
なお、ブラッシングが難しい場合には、被毛を短くカットしてもらうこともおすすめですね。
歯みがきについては、歯みがきガムやおもちゃを嚙ませることも補助となりますので、無理せず、少しずつ行っていきましょう。
【まとめ】ワンちゃんのお手入れ5選~できないときの対処法もお伝え!
ワンちゃんの自宅でのお手入れについてお伝えしました。
ほかにも、シャンプーや目やにとり…など多々ありますが、どのお手入れも、時間をかけずに簡潔に!行うことがポイントです。
無理なく楽しく!愛犬のケアをしてあげましょう!