ワンちゃん豆知識
ワンちゃんの遊びの種類と目的について~愛犬のサイズにおすすめの遊びとは?
ワンちゃんとの遊び方は、ボールやおもちゃを使った遊び、引っ張りっこ、かくれんぼ…などたくさんありますよね。
一見、ただ遊んでいるだけのようにも感じますが、それぞれ行う意味や目的があります。
この記事では、ワンちゃんの遊びについて、『その遊びが、愛犬にとってどういった意味をなすのか?』をお伝えしています。
体格によっておすすめの遊び方も解説していますので、ぜひご参考になさってください。
ワンちゃんとの遊びの種類はたくさんある!
『ワンちゃんとの遊び』と聞いて思い浮かぶ遊びには、ボール投げやおもちゃの引っ張りっこなどがありますよね。
実は、ワンちゃんとの遊びは奥が深く、本能行動にも関わっています。
そもそも、集団で生活をし、人と共同で生きてきたワンちゃんですので、それに応じた遊びをすると大いに喜びます。
また、狩猟犬や牧羊犬など、人のために仕事をしていた(している)ワンちゃんにおいては、それ相応の遊びを取り入れることも重要です。
以下では、ワンちゃんの遊びごとに、その遊びの目的やどういったワンちゃんにおすすめなのか?をお伝えしていきます。
遊びの種類と目的について~愛犬のサイズにおすすめの遊びとは?
ワンちゃんにおける遊びの種類とその目的について解説しています。
愛犬のサイズによって遊び方が多少変わりますので、ご参考になさってください。
追いかけっこ
ワンちゃんは子犬の頃、兄弟同士でかじりつき、ぶつかり、追いかけっこをして成長します。
こういった遊びを通して、『相手がどれくらい噛んだら嫌がるのか?』『どういったことをしてはいけないのか?』などを学び、社会性が身につきます。
そのため、兄弟で育ったワンちゃんは、本能的に追いかけっこが大好きであり、飼い主さんとも行いたいと思っているでしょう。
追いかけっこはどの犬種でもおすすめの遊びです。
十分なスペースを確保して行うようにしましょう。
ただ、子犬の頃に兄弟同士の交わりがないワンちゃんの場合には、追いかけられることに恐怖を感じることもあります。
愛犬の動きをよく見てあげ、嫌がっている場合には、違う遊びに切り替えましょう。
かくれんぼ
ワンちゃんはもともと、狭い穴倉のような場所で休息をしていた動物です。
そのため、だれかに見つかりづらい薄暗い場所が大好きです。
また、以前に、「かくれていたら飼い主さんが探してくれた!」という経験がある場合には、かまってもらう・気を引くために、かくれて過ごすこともあります。
そのため、かくれんぼを遊びに取り入れることは、愛犬にとって刺激的なものとなります。
ワンちゃんがかくれる場合と人がかくれる場合を交互に行い、見つけた(見つかった)ときには、大いにリアクションするといいです。
こちらも、ワンちゃんの犬種を問わず、どの子でも楽しく遊べるはずです。
引っ張りっこ
タオルやひも、おもちゃなどを用いた引っ張りっこは、まるで狩りをしているかのような動きです。
獲物をくわえて仕留めた感覚に似ており、ワンちゃんの本能を満たしてくれる遊び方です。
引っ張りっこ遊びをすると、大体のワンちゃんが「ウー」と、うなるようになります。
少し興奮しているサインですが、十分に楽しめているため、メリハリをつけて動かしてあげましょう。
あまりにもヒートアップしてくると、「ウー」といううなり声が強くなったり、目が威嚇したり…と変化するため、少し休憩をはさみましょう。
犬種によって、おもちゃの大きさや硬さ、引く強さはコントロールしてあげる必要があります。
小型犬にあまりにも大きいものをあげても上手に噛めないですし、硬すぎるものや強く引っ張りすぎることで、歯が抜ける・折れるケースもしばしばあります。
ボールやおもちゃの持ってこい遊び
ワンちゃんは、動くものを追いかけることが、本能的に大好きです。
そのため、飼い主さんが投げたボールを勢いよく追いかけるワンちゃんは多くいます。
動体視力も発達しているため、ボールやおもちゃを投げて走らせる遊びは、脳へのいい刺激ともなるでしょう。
また、ボールやおもちゃを取りに行くことができたら、持ってくることもしつけることが大切ですね。
投げたものをくわえるところまでできるワンちゃんは多いですが、それを持ってくる(そして飼い主さんに渡す)となると、少々難しいですよね…
教え方は多々ありますが、ワンちゃんがくわえたら名前を呼び、「おいで!」「戻る!」などの言葉をかけます。
はじめは近い距離からスタートするといいです。
持ってきたものを放してもらうためには、持ってきた時点で大いにほめ、おやつを見せて、お座りさせます。
おやつと交換で持ってきたものを放させ、これをなんどか繰り返すことで、おやつなしでも放してくれるようになります。
持ってこい遊びは、外遊びが大好きな犬種や、中・大型犬でおすすめの遊び方です。
従順な犬種と言われる、トイプードルやミニチュアシュナウザーなども好きな遊び方でしょう。
おもちゃ遊び
おもちゃ遊びは、引っ張りっこと同様、狩りの疑似体験のような遊びです。
現代を生きるワンちゃんに狩りをする必要性はないですが、本能はしっかりと残っているため、「狩りをしたい!」という欲求を十分に満たしてあげましょう。
ただ、市場にはたくさんのおもちゃがあり、「どれを選ぶといいのか?」悩んでしまいますよね…
ワンちゃんによってお気に入りは異なりますので、まずはいろいろな種類を試し、好きなものを見つけられたら、その類似品をいくつか使用するといいですね。
もちろん、飼い主さんお手製のおもちゃや知育玩具でもOK。
愛犬の好みが分かるからこそ、より楽しめる遊び時間となりそうですね。
どの犬種でもおもちゃ遊びが好きですが、特に子犬と小型犬が好きな傾向にあります。
アジリティー
アジリティーとは、コース上におかれたハンドルやトンネル、シーソーなどの障害を、制限時間内にクリアする競技(ドッグスポーツ)です。
飼い主さんとの調和が必要であり、信頼関係がなによりも大切です。
アジリティーに向いている犬種はボーダーコリーやシェットランドシープドッグなどの中型犬です。
これらの犬種は、飼い主さんに忠実であり、運動も大好きであることから、競技を通して、充実感を得られやすいです。
もちろん、小型犬含め、どの犬種でも楽しめます。
「愛犬と一緒になにかにチャレンジしたいな!」という飼い主さんは、ぜひアジリティーも考慮に入れてみてください。
【まとめ】ワンちゃんの遊びの種類と目的について~愛犬のサイズにおすすめの遊びとは?
ワンちゃんは飼い主さんとの遊びが大好きです。
愛犬との遊びには、犬の本能を満たすものがたくさんあり、本気で向き合うことで、より充実感を得るでしょう。
ワンちゃんの種類やからだのサイズに合った遊び方もあるため、愛犬の様子を見ながら、楽しく遊ぶようにしましょう!